スピーカーSpendole SP9/1

スピーカーSpendole SP9/1

1999年購入
当時定価620000円



放送用及びスタジオ用モニター・スピーカーとしての伝統を継承したマスターシリーズのスピーカーシステム。

低域と中域の各ユニットは音色の整合性を向上させるよう特殊処理が施されています。
また、厳密な品質管理によってペアでマッチングされており、ステレオ再生能力を高めています。

低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットにはベクストレンコーンや44mmコイルを採用しています。また、ダイキャストフレームを採用することで不要な振動を抑えています。

中域には16cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
ホモポリパーポリプロピレンコーンを採用するとともに25mmボイスコイルを採用しています。

高域にはスキャンスピーク製1.9cmソフトドーム型ツィーターのD2010を搭載しています。

ネットワーク部にはワイドトラックグラスファイバーの基板を採用しています。また、不要振動や伝送系のロスを軽減するため、ダイレクトにボルト締めされています。
素子類には新開発の鉄芯入りコイルやメタルフィルムコンデンサーを採用しています。

内部配線は1.5mmの厳選されたOFC銅線を採用しています。

エンクロージャーには54mm厚のフロントバッフルを採用しており、強度を高めることでユニットからのエネルギー流動を最小限に抑えています。また、バッフルエッジを傾斜したデザインとすることで音の反射を減少させています。さらに、内壁にも加工を施すことでユニットのトンネル効果による音質への影響を防いでいます。
内部にはビチューメン材のパッドを使用することで軽量化を実現しています。

3～4個所にスパイキングを施した40mm厚台木を採用しており、よりクリアな音を実現しています。

グリルを装着してリスニングする場合も想定し、エッジの面取りとフェルトダンピングを特色としたグリルフレームを採用しています。

入力端子は金メッキターミナルを採用しており、各ユニット用に端子を設けることでトライワイヤリングに対応しています。

スピーカーSpendole SP9/1

スピーカーSpendole SP9/1